イントロダクション&
ストーリー

愛しているから抱けない男と、精子が欲しい女
新鋭・葉名恒星が描く新しい愛のカタチ

『きみは愛せ』『愛うつつ』と立て続けに自主制作の問題作を作り続けてきた新鋭・葉名恒星監督の商業映画デビュー作。愛しているがゆえに、愛している女性に性欲を抱けない。自身の体験に基づくライフワークとも言えるテーマで過去2作品を生み出した葉名恒星が“愛しているからこそセックスをしない”というテーマをさらに突き詰めた新しい愛のカタチを描く問題作が登場。

愛しているからセックスをしたくない。

それが原因で別れた恋人アキを未だに忘れられないでいる自主映画監督のまるお。自身の体験を基に新作映画を撮ろうとするが脚本に行き詰ってしまう。なぜアキを抱けなかったのか。自らも答えを出せないと問いに向き合うためアキに会う決心をするまるお。一方のアキはサラリーマンの田頭と結婚しているが、子供は欲しいのにセックスレスの夫婦関係に悩んでいた。久しぶりに再会するまるおとアキ。まだアキの事を忘れられないまるおに対し、アキは別れ際に言う。

「まるおの精子をください。」

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